忍者ブログ

マレビトの引き出し

[稀人舎]読み物コーナーです。 和風ファンタジー連載中。

お知らせ
「素戔鳴流離譚・其ノ二」(すさのおりゅうりたん・そのに)、連載開始!
最新号はこちら→第六章・アシワラノヤチノサト-33   最初からお読みくださる方はあらすじから。 目次一覧はこちらです

「葦原を流れゆくモノたち・其ノ一」は完結しました。
最終回はこちら→[第八章・西のホラ -47]   最初からお読みくださる方はあらすじから。 目次一覧はこちらです。

「素戔鳴流離譚・其ノ一」(すさのおりゅうりたん・そのいち)は、完結しました。
最終回は、こちらです。→[終章 -15]  最初からお読みくださる方はあらすじから。 目次一覧はこちらからどうぞ。

 ←ランキング参加しています。上位に食い込めたら、こいつも有名ブログの仲間入りっ!?
よろしくです。(涙目)

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

第十一章・最終決戦 -5

ずずず……という地鳴りがしたかと思うと、
いきなりど──んっという衝撃がきて、
家がミシミシギシギシ鳴り始めた。

地震かっ! 

と思ったけど違った。
山の方向からものすごい突風が吹きおろしてきたのらしかった。

ご──っっという音とともに、
絶えきれなくなった屋根が、
ばきーんっと半分がた吹き飛んだ。
ぽっかり開いた天井から、
夜明けの空をでかい龍が一匹飛んで来るのが見えた。

ぐお────。 

うひ───! 

やっぱボスキャラ出てきちゃったよ。
あわてて、いいものの若者を縄から解いてやる。
ムラオサはと見ると、なななんと、
すでに自分で縄を解いて立ちあがっていた。

縄抜けの術ですかっ。

「愚か者らめ。俺には、龍神様がついておるのだ。龍神様にかかれば、こんなサトなどひと息で吹っ飛ぶぞ。おとなしく娘と山を差し出していれば、長生きもできたかもしれぬのに、もうおしまいだな。がたがた言うやつらはすべて片づけて、あとは好きに山を掘って剣を作らせてもらう」

言うだけ言うと、一人で部屋を走り出ていった。
あんた、このまだ転がってんの、味方じゃないんですかっっ!?
しょうがないから、そいつの縄も解いてやる。
そいつは自由になった途端「ムラオサああ」と、後を追って飛び出していった。
いや、あのムラオサ様、キミのこと眼中にないみたいだったよ。
ついていって、大丈夫かね。



[第十一章・最終決戦 -6]へ、つづく

↓1日1回ポチッとよろしく。励みになりますです。
 
PR
この記事にコメントする







  Vodafone絵文字入力用パレット表示ボタン i-mode絵文字入力用パレット表示ボタン Ezweb絵文字入力用パレット表示ボタン

この記事へのトラックバック




ごあいさつ
稀人舎ロゴ
個人で出版活動をしている[稀人舎](キジンシャ)と、申します。
「稀人」の訓読みは「マレビト」
つまり、「マレビト」とは、[稀人舎]を運営している者のことです。
このブログは、まだ本になっていない作品を入れておく場所……「引き出し」です。
お読みになられましたら、ぜひご意見・ご感想をお寄せください。
好評なものは、「引き出し」から出して、本にすることもあるかもしれません。

ここに公開している創作物の著作権・出版権等の権利は、その作品の著者にあるものとします。
無断転用はおやめください。
なにかにご紹介いただけるときなどは、
[稀人舎]まで、ご連絡ください。
よろしくお願いします。
あ、リンクはフリーでございます。何卒よろしくお願いいたします。
最新コメント
[04/28 ゆっきー]
[11/18 管理人]
[11/17 ちあき]
[02/15 管理人]
[02/15 ちあき]
稀人舎の本
未入籍別居婚~私の結婚スタイル~
未入籍別居婚~私の結婚スタイル~
シングルマザーとシングルファーザーの結婚は、問題山積みで… 家族も自分たちも幸せになるために、彼らが取った方法は…?

飲んだくれてふる里
飲んだくれてふる里
山形県鶴岡市の思い出エッセイ集。鶴岡の飲み屋で拾った、ちょっと懐かしい話がいっぱいです。
ブログ内検索
バーコード
最新トラックバック
アクセス解析

AdminControlMenu: AdminMenu | NewEntry | EditComment | EditTrackback

忍者ブログ [PR]